シスメックス 動物用多項目自動血球計数装置 pocH-100iV Diff
白血球分画―それは、血液検査の新たなステージ
pocH-100iV Diff は、pocH-100iVをベースに、独自に開発した専用試薬によるスピーディな白血球分画を可能にし、動物病院の日常診療をより強力にサポートします。コンパクトなボディにさらなる機能を追加して、進化を遂げた新しい“ポチ”は、動物病院における血液検査の新たなステージをお届けします。
■簡単
測定はサンプルを全血のままセットして、スタートボタンをタッチするだけ。
洗浄も自動的に実施します。
▲ メイン画面(イヌ)
よく撹拌した検体をセットしてスタートボタンを押します。
▲ 検体測定中(イヌ)
モニター下部を小さな犬が歩きます。
▲ 測定結果表示(イヌ)
約2分で測定結果がわかります。
■高性能
独自開発の試薬により白血球を分画※します。 また、血球数が多い動物血測定に効果を発揮するシースフロー方式を採用しています。
※イヌ、ネコは3分画、ウシ、ウマは2分画
数値データとあわせて表示される粒度分布図(WBC※、RBC、PLT)により、各血球の分布状況が一目でわかります。
また、粒度分布異常フラッグ機能により、血球の分布異常や凝集などの発見を支援。充実した機能で検査をサポートします。
※WBCは、リンパ球、好中球/単球、好酸球の3分画。
電気抵抗方式の正確な血球計数には、血球がアパーチャーの中心部を血球が流れることが重要になります。シースフロー方式は、シース液により流れを形成して、血球を通すことで血球が常にアパーチャーの中心部を通り、異常パルスの発生を防ぎます。大型装置と同じシースフローの採用は、血球数の多い動物血での精度向上に大きく寄与します。
■便利
トラブル発生時には“ハカセくん”が対処方法を説明します。
定期的なチューブ交換も必要ありません。
■確実
血球数が多い動物の血球測定に特に効果を発揮するシースフロー方式を採用。
高精度なデータが得られます。
電気抵抗方式は、直流電流を流したアパーチャー(細孔部)へ血球を流し、血球が通過した時に生じる電圧の変化をパルスに変換することにより血球の大きさ、血球数の測定を行います。正確なデータには、アパーチャーの中心部を血球が流れることが重要になります。シースフロー方式は、シース液により流れを形成して、血球を通すことで血球が常にアパーチャーの中心部を通り、異常パルスの発生を防ぎます。大型装置と同じシースフローの採用は、血球数の多い動物血での精度向上に大きく寄与します。
安心
試薬にシアンを含まないヘモグロビン測定法の採用で、試薬の管理も安心です。
特別な廃液処理の必要もありません。
仕様 |
※ネコの血小板については、参考値としてお取り扱いください。 |
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